こんな時代だからこそ大切!耐震リフォームすすめ

昔から数多くの地震に見舞われてきた日本ですが、ここ数年は、立て続けに規模の大きな地震が発生しています。
それらがより規模の大きな地震の引き金になると言う声もあるため、住宅に対して地震の備えを行うことは非常に大切なことだと言えます。

建物への地震対策として、最も取り入れやすいのが耐震リフォームです。
これは主には壁を増やしたり、強固な建材を採用することで、地震の揺れに建物が耐えられるようにすることを目的としています。

また費用はかさみますが、屋根を軽量化したり、外壁を補強したり、接合部分を補強することも耐震リフォームの一環に含まれます。
どれくらいのリフォームが必要か、またどの種類の補強を行うのが適切かは、耐震診断を行うことで明らかにできます。

時間や費用は要しますが、人生の多くの時間を過ごす建物、特に住宅への地震対策は命を守ることにも直結します。
ですから必ず行うことが求められます。

しかし建物を補強したからと言って安心してしまってはいけません。
耐震の場合、揺れがそのまま建物に伝わるため、建物内部の家具転倒などを避けることは不可能です。

ですから二次被害防止の観点も忘れず、対策をとることも必要です。

リフォームが住宅ローン減税の対象になることも!?

住宅ローン減税は、住宅をリフォームする際にも適用されることがあります。
これは、10年以上のローンを組んだ時、毎年年末時点での借入残高の1パーセントが所得税から還付されるというものです。
これにより、1年ごとに最大40万円、10年で最大400万円が還付されることになります。
また、住宅ローン減税は耐震改修減税と組み合わせることもできるため、リフォームの際に耐震改修を行っておけば、その分の最大25万円も還付の対象となります。

そのための条件としては、まず契約者がリフォームを行う6か月前から、その住宅に住み続けており、その年の最後まで住んでいることが挙げられます。
つまり、例えば、子供が別居している親の住居のリフォームを契約しても、減税対象にはならないということです。

また、工事費は100万円以上で50万円以上が居住用部分の工事費にあてられていること、工事を行う床面積が50平方メートル以上であり、その半分以上が居住用であること、さらに、合計所得金額が3000万円以下であることなどが挙げられます。
この他にも細かい条件がありますが、心配な場合は、先に専門家などに相談することが推奨されます。

バリアフリーリフォームのポイント

住まいの環境づくりの一環として、バリアフリーリフォームを行うことを考えている人もいるでしょうが、バリアフリーリフォームというのは種類がありますし、色々と細かな調整の仕方がありますので、そういったことも意識した上で取り入れることが大切と言えます。

バリアフリーリフォームの代表的なものといえば手すりの取り付けがありますが、手すりを取り付けておくと良い場所というのは、家の中に何箇所もあるものです。
人によって、あった方が良い場所というのは異なりますから、どこに付いていると生活が助かるか考えることが大切と言えます。

玄関にあると良いという人もいれば、廊下にあると良いという人もいるでしょう。
また、トイレや浴室なんかも、手すりがあると良い場所です。

その他のバリアフリーリフォームとしては、ミニスロープを設けるというものがあります。
そうすることで、家の中の段差を解消することができるため、移動の際の安全性を高めることができます。
なお、ミニスロープは屋外用の物もありますから、住まいの環境に合わせて取り入れると良いでしょう。

カビの対策はリフォームでもできる!?

四季がはっきりしていて、特有の季節である梅雨がある日本において生活していく中では、カビの存在を忘れ去ることは出来ません。
カビはさまざまな病気やアレルギーの原因にもなるため、放置していても良いことはありません。
リフォームによるカビ対策をしましょう。

家の中でよく見られるもので、窓の結露によるカビがあります。
結露は壁紙・窓枠周辺などに発生しやすく、冬季の窓回りを確認するとびっしょり濡れた状態であることが多い箇所です。
このような場合には二重窓設置リフォームが有効となり、費用は一つの窓でおおよそ3万円より15万円ほどとなります。

窓以外にも畳や絨毯、クッションフロアにカビが発生していることがあります。
これは床下から上がってくる湿気が原因となっているのです。
このような場合には床下換気扇設置リフォームが有効となり、費用は3台1セットの場合おおよそ10万円より15万円ほどとなります。
カーペット・フローリング張替リフォームの場合は6帖で11万円より17万円ほどとなります。

壁内結露の場合はセルロースファイバー断熱による対策リフォームが有効であり、家全体施工の場合でも50万円より85万円ほどとなります。

キッチンリフォームで陥りがちな失敗

キッチンリフォームを行った時に、よく起こってしまう失敗というのがありますので、知っておくとトラブルを防ぎやすくなると言えるでしょう。

まず1つ目は、大型シンクにリフォームをするというものです。
シンクが大きくなると、洗い物がしやすくて、大きなお皿や鍋、フライパンなどを洗ったりする時にはとても便利なものですが、シンクを大きくすることに意識がいきすぎてしまうと、その他のスペースが狭くなってしまう恐れがあります。

キッチンというのは、洗い物だけをするスペースではありません。
食材を切ったり、盛り付けをしたりもします。
大型シンクにすると、こういった他の作業をするスペースがきちんと確保できなくなることがありますので、注意しておきたいところです。

また、キッチンといえば冷蔵庫を置くスペースを確保する必要がありますが、買い替える時には当然搬出作業が必要になります。
リフォームの内容によっては、この搬出作業が困難になるため、注意が必要です。

その他、邪魔になるゴミ箱の配置に気を付けるなど全体のバランスも考えておきたいところです。