収納する前にやるべきこと

住宅において快適な生活につながる動きとして真剣に取り組みたいことといえば、収納ですが、うまく行うためには、収納する前にやっておくべきことというのがあります。

まずは、持ち物の使用頻度を把握するということです。
例えば、使用頻度の高い物を取り出しにくいところに収納して、使用頻度の低い物をすぐに取り出せるところに収納したら、使い勝手が悪くて仕方ありません。
ですから、使用頻度の高い物と低い物に仕分けをして、その上で収納していくことが大切と言えます。

なお、ロフトというのはよく収納スペースとして活用されることがありますが、行き来するのが面倒な場合がありますから、こういったところに使用頻度の低い物を入れておけば、生活しやすいと言えるでしょう。

ちなみに、収納する前には、持ち物の量とサイズに着目しておくのも大切なポイントです。
あまりにも量が多かったり、サイズが大きすぎる物というのは、収納するとかさ張りすぎてしまいます。
ですから、全部とは言わないまでも、ある程度処分をして、余裕のある形で収納することも大切です。

無垢フローリングの特徴

一般的なフローリングは1本の木で出来ているのではなく、組み合わせることで出来ているものです。
合板と言われており、ベニヤ板を何枚か貼り合わせることで厚みを出し、その一番上の人の目に見える場所に薄い天然の木を接着剤で張り合わせてあるものです。

それに対して無垢は木そのものであり、貼り合わせていない1つの木から作られているものになります。
無垢フローリングの特徴は保温性が高いということです。

冬場はフローリングは冷たくひやっとしてしまうものですが、無垢フローリングなら温かみがあります。

湿度を調節する効果もあるので、夏はべたつかず冬は乾燥が原因で起こる静電気の発生も防いでくれます。また、防音性が高いのも無垢フローリングの特徴です。

家の中で家族の発する生活音が合板のフローリングに比べて響かないので、多くの家族がいる家でも比較的静かな環境を保つことが出来ます。

無垢フローリングは高いというイメージが強いのですが、これらの特徴を考えると合板のフローリングに勝る大きなメリットもあるため、費用対策効果は高いと言える素材だと言えるでしょう。

子供部屋を作る時に気をつけること

幼稚園の入園や小学校の入学を機に、子供部屋を作るという家庭が多く見られます。
しかし子供部屋の場所や作り方に失敗すると、親子のコミュニケーション不足や引きこもりなどの問題に発展することもあるため、子供部屋を作る時には注意が必要です。

子供部屋を作る時に気を付ける点として、ひとつめに孤立した空間にしないということがあげられます。
自宅の間取りによっては難しいこともありますが、玄関から家族と顔を合わせることなく子供部屋に入れるような場所に子供部屋を作ると、コミュニケーション不足につながる場合があります。
リビングなどに通り道を作ったり、目の届く場所に子供部屋を作るなど注意が必要です。

そして子供のうちからきちんと整理整頓の習慣をつけるためには、収納をたっぷりと設けることも大切です。年齢があがるにつれて荷物も増えていくので、最初から収納は豊富に用意しておくとよいでしょう。
また照明は明るいものを選ぶようにしましょう。子供部屋では勉強をしたり読書をしたりする空間でもあります。
部屋全体をまんべんなく照らせるよう照明にも気を付けましょう。

冬に向けて寒さを凌いで暖かく過ごすリフォームとは

寒さが苦手な人というのは、冬になると体調を崩しやすくなることもあるでしょう。
こういった問題を少しでも緩和させるためには、食生活を気を付けたり、服装に注意するということも一つの手ですが、リフォームをして寒さ対策をするというのも効果的な方法です。
リフォームの中には、寒さを凌ぐことができて、冬に暖かく過ごすことができるようなタイプの物があるのです。

そういった種類のリフォームの1つが内窓を取り付けるというものです。
窓というのは、熱の出入りが大きい箇所ですから、この場所に対策を施すことで、寒さを凌ぎやすくなるわけです。

既存の窓の内側に、もう1つ窓を取り付けて窓を二重にすることで、熱の出入りを少なくして、断熱性を高めることができます。
こうすれば、単純に寒さを凌ぎやすくなりますし、暖房を使った時の効率が良くなりますから、無駄に電力を使わなくて済み、光熱費の節約にもなります。

なお、内窓を取り付けるリフォームは結露対策にもなります。
この時期、結露に悩まされているという人は、内窓を取り付けて改善するのも良いでしょう。

築年数別!どのようなリフォームが最適なのか?

新築で家を建てた、あるいは購入したとしても、長年住み続けていると、どうしても不便な点や劣化による傷みなどが目立つようになってきます。

そうした時には建て替えるという手段もありますが、今ある家を利用して、より住みやすい空間を作りなおすリフォームもおすすめです。

リフォームと一口に言っても、その方法は実に様々で、家の築年数によっても最適な方法は変わってきます。

昭和後期や平成初期の頃の住宅は、現在の間取りやバリアフリーの観点から見ても不便な点が多いものですが、そうした細かい点や水回りをリフォームするだけでも家の印象を大きく変えることができますし、使い勝手も格段に向上します。

所謂古民家と呼ばれる様な、築年数がかなり古い建物になると、リフォーム工事はどうしても大規模な物になってしまいます。

しかし、古い家は基礎などもしっかりしていますので、既存の基礎や柱、梁を活かしてモダンな空間を作ることも十分可能です。

こうした使い勝手や住み心地を向上させるとともに、耐震補強などにも目を向けてリフォームを計画することが大切です。

建て替えとリフォームだとどっちがお得?

建て替えとリフォームではどちらがお得か気になる人もいるでしょうが、これは建物の状態や希望する設備によって変わってくるのでどちらがお得か一概に言えるものではありません。

家全体をとにかく手直ししたいという時には、下手にリフォームをするよりも建て替えてしまったほうが安上がりで済むということもありますし、逆に不満のある部分が少ないというのであれば不満のある部分だけリフォームをするといったことで費用を節約することが出来ます。

将来を見据えてどちらを選ぶのかということも大事なことであり、建て替えの場合には一時的に大きな出費となりますがその後は暫くの間出費がなくなるわけですから、継続的にお金がかかるわけではありません。

リフォームの場合には老朽化した部分だけを手直ししても、今度はまた別の場所に不具合が出てきて数年ごとに何度も手入れをしなければならなくなってしまうということもあります。

そうなってしまうと、トータルでは建て替えの方がお得だったということもあり得るので、トータルで見て自分の希望と建物の状態を考慮してどちらがいいのか選んで見るのがベストです。

押入れを活用したリフォーム!

布団をしまうイメージの多い押入れ。
しかし近年では押入れの広さや奥行を生かして、新しい使い方をするリフォームも増えています。
そこで今回は、押入れを活用したリフォームアイデアをご紹介したいと思います。

一般的な押入れは幅165センチメートル、奥行きは90センチメートルほどあります。
この奥行の深さが押入れの最大の特徴といえます。
リフォームのアイデアとして、この深い奥行きを利用した方法があります。
ひとつめにスライド家具で奥行きをいっぱいまで使うアイデアです。
押入れにスライド式の引き出し付き家具を取り付けると、使いやすい収納庫にリフォームすることができます。
例えば本を収納する場合、2500冊もの本を収納できる例があります。
2500冊もの本を普通の本棚に収納するとなると、5メートル以上の幅が必要になります。
引き出し付きにすることで、いつでも読みたい本を取り出すことができます。

その他にも、今まで届かなかった奥の部分を、裏からも使えるようにリフォームすると、使い勝手がよくなります。
また新たな空間として、プラスアルファな空間を利用した小スペースを作り上げることができます。

子育ての家から大人の家へ!子供が独立した時にどのようなリフォームがおすすめ?

子どもが小さく、子育ての時期に建てた家は、子どもが独立してからは持て余す部分が多くなります。
子どもの成長に役立っていた庭や子どもと一緒に料理を作ったキッチンなどは無用の長物になってしまうのです。
思い出として残すことも大切ですが、これからの夫婦生活をより充実させるために、リフォームすることがおすすめです。

子どもが走り回っていた芝生の庭は、大人になると使い道がなくなってしまいます。
そこで、芝生の庭からウッドデッキにリフォームしましょう。
ウッドデッキに夫婦二人のロッキングチェアとテーブルを置き、飲み物とおつまみを片手に本を読んだり語り合ったりしてゆっくりと過ごす時間を楽しめます。

また、子どもと一緒に料理をするときに便利だった回遊動線を持つキッチンは、一人で料理をするときにはかえって使いにくいものです。
一般的なシステムキッチンに交換し、回遊動線として使っていたスペースはリビングや廊下と一体化させると部屋が広くなり、バリアフリー化がしやすくなります。

子育てを終えた夫婦の家は、夫婦の今後の生活を豊かにするリフォームが最適なのです。

和室を洋室に変えたい時は一体いくらかかるの?

和室を洋室へ変えたいと希望されるケースが最近ぐんと増えてきています。
部屋の雰囲気もガラッと変わりますのでそれなりに費用もかかるのではないか、といったことに関心が沸いてくるところです。

和室から洋室へのリフォームにはおおまかに以下の三つのパターンがあります。

1.床の張替え
和室と言えば畳敷き、これをフローリングやカーペット貼り付けへと変更する場合です。
壁や建具はそのまま、隣接するリビング等の部屋との床面レベルを合わせる下地木工事がまず必要となります。
使用するフローリング材により費用が変化し、おおまかに約9万円台より20万円台が主流で、カーペットなどの場合はそこから3万円ほど安くなります。

2.壁と天井
床変更と合わせて、和室特有の砂壁や天井も洋室仕様にリフォームする場合は全体で16万円台より31万円台ほどとなります。
床変更とセット割引も適用されることもあるようです。

3.押入れをクローゼットへ
大きな収納である押入れを、より使い勝手良くするためにクローゼットへとリフォームする場合は、内装だけでなく襖を折り戸に変更したりという可能性も含まれます。
おおよそ20万円台より25万円台ほどとなります。

トイレのリフォームで陥りやすい失敗

トイレのリフォームがよく行われる場所ですが、そのぶん失敗例も多くあります。
陥りやすい失敗には、素材の不適合や空間認識の甘さなどが挙げられます。

まず、トイレの床や壁に無垢素材を使ってしまうという失敗です。
高級感があり、近年は無垢フローリングがトレンドになりつつあります。
しかし、無垢素材は水に弱いという欠点があり、水に濡れるとフローリングが浮き上がったり染みが出来てしまいます。
トイレは基本的に明るい色で構成されるため、無垢素材の黒い染みが目立ってしまうのです。
水回りに無垢素材を使うことは避けるべきです。

また、トイレという狭すぎる空間にものを詰め込みすぎるのもよくある失敗です。
トイレに入ったときに読むための本や、トイレットペーパーや掃除道具を保管しておく物置などを設置してしまうことがあります。
すると、壁が近く天井は低くなり圧迫感が強い空間にしてしまうのです。

トイレのリフォームでは、照明や窓の配置を変えて気分を一新させることも少なくありません。
しかし、トイレは元々狭い空間であり、さらに長居する場所でもないため配置を換えても大きな変化がないことに気付くべきなのです。