リフォームを通して間取りを広く見せる工夫について解説

住宅のリフォームを行うとき、多くの場合、部屋が広く見えるような間取りで計画することが多いでしょう。

リフォームですから現在の居住スペースを劇的に大きくすることは不可能ですから、他の方法で間取りを広く見せるテクニックが必要になります。

狭い部屋を広く見せるには見通しを良くすることを考えます。

壁の色を明るくすることは基本ですが、まず部屋にテーブルやイスなど大型の家具を置かず、部屋の端から端までが見通せる状態にするのです。

さらに広く見えるようにするなら、部屋と部屋をつなぐ途中にある壁・建具などをガラスに変えることです。

例えば階段の間仕切り壁を透明ガラスにすると、階段室のスペースも部屋の一部のように感じ、特にリビングは広く感じられるはずです。

もっとも使われる施工法は、リビング・子供部屋・寝室などをワンルームのようにすることです。

完全にワンルームにするとプライバシーが全くなくなりますから、必要なときはカーテンなどでさりげなく仕切りができるようにしておくと良いです。

逆に部屋の一部がさえぎられていて、見えないようになっていたらどうでしょうか。

見えない部分の奥に、何か別の空間があるような錯覚が発生します。

隠し部屋でもあるのではと、来訪者には感じられることでしょう。

これをリビングの数箇所に配すると、一体、何部屋ある家なのと勝手に想像してくれるのではないかと考えます。