民家再生で和の空間を最大限利用する工夫

民家という言葉を聞くと、
「日本らしい建物」
「和風!」
「古き良き日本の文化」
このような印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は民家の良さである、日本古来の「和の空間」を生かす工夫をご紹介します。

□民家について
まずは民家について、大まかな共通認識を持っておきましょう。
民家は、基本的に家の作りがシンプルで、風通しの良いつくりになっています。

民家が持つ特徴として、「風通しの良さ」が挙げられることが多いのですが、それは電気やガスがなかった時代に、環境をうまく取り入れながら快適に暮らす工夫がなされているからなのです。
現代の建物と異なるのはこの部分であり、自然と共生して暮らすことが前提として作られています。

□和の空間を最大限に利用する工夫
やはりこの「和の空間」というのは、先ほども述べた通り「自然との共生」にあると考えられます。
そのため、地域ごとの気候風土に合わせたつくりが理想的でしょう。

その1例として、障子があります。
昔は、障子を季節に合わせて取り外したり、格子戸に換えたりしていました。
現代では、障子紙の部分だけを取り外しできる格子状の障子などがありますので、そういったものを利用して風の通り道を調整するなどの工夫ができます。

□さいごに
今回は民家における「和の空間」についてお伝えしました。
ほかにも様々な工夫ができますので、自然を取り入れた快適な暮らしを実現できるとよいですね。