民家再生や田舎暮らしで注目の「古民家」その魅力とは?

民家再生や田舎暮らしという言葉を最近よく耳にするという方も多いのではないでしょうか。

民家再生は、現状日本の空き家増加問題に対処するため古くなった民家を改修してまた住めるように有効活用しようというものです。

その中でよく使われる「古民家」という言葉、意味としては昔に建てられた日本の伝統的な家屋で古くなったものを指しますが、具体的にはどういった特徴を持ち合わせているでしょうか。

日本の伝統的な家屋と言えば木造の太い梁や柱に支えられた藁ぶき屋根の家を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、「古民家」に具体的な定義はないようです。

70~80年以上昔に建てられた木造の家屋を一般的にはそう言うようですが、住宅としての特徴には一定の傾向があります。
まず、黒光りする長年使いこまれた梁や柱が伝統家屋の趣を醸し出している。

建物内に露出している木の質感が、住む人々に温かさを感じさせてくれます。

次に、風通しがよく湿気が溜まらないため、夏は涼しく感じられる。
日本の湿気の多い気候から高い天井や風通しの良い間取りが採用され、夏の暑さをしのぎやすい作りになっているものが多くあります。

その他にも、断熱材等が原因で問題になった病原物質の心配がなかったり、梁や柱を改修しながら住めるという点でエコであったりと、現代の住宅にも劣らない魅力が「古民家」にはあると言えます。