古民家でよくあるお悩み[バリアフリー]

古民家には長い年月を経て刻まれた歴史があります。

ただ、現状は先祖代々受け継がれてきた民家が、
様々な理由から次第に日本から姿を消しつつあります。

しかし、そのままでは老朽化などの原因により、
住みづらい古民家でも手を加えることで、
これからも住むことが可能になります。

今回は前回までに引き続き、
「古民家でよくあるお悩み」として、
「バリアフリー」に関してお伝えします。

古民家独特の良い雰囲気や外観は保ったままでも、
バリアフリーリフォームをすることができます。

例えば、伝統工法の特徴である床の大きな高低差は、
緩やかな段差となるように部屋全体を下げる等の施工をすると、
高齢者でも移動しやすいようになります。

また、ご高齢の方がおられる場合などは、
その方のお部屋にも工夫をすべきですよね。

リフォームの規模にもよりますが、
例えばご高齢の方の部屋を中心に、
トイレや洗面所・脱衣所・浴室を配置することも可能です。

もちろん移動だけでなく、
利用する際にご不便があるといけないので、
廊下や階段だけでなく、
トイレや浴室内も手すりをつけるなどの工夫をします。

古民家ならではの良い部分を残しつつ、
住みやすいように手を加えるのが一番良いでしょう。