古民家でよくあるお悩み[シロアリ被害]

前回に引き続き、
「古民家でよくあるお悩み」というテーマでお話しします。

古民家は建造されてから長い時間がたっているため、
その分、問題やお悩みも出てきます。
このため、いずれ適度な補修は必要になります。

今回は古民家でよくある悩みの中でも、
家の強度や寿命を下げてしまう恐れのある、
「シロアリ被害」についてお伝えします。

そもそもシロアリとはどんなものなんでしょうか?

シロアリは普通のアリとは違い、
朽木などの植物遺体を食べるゴキブリの中から、
社会性を著しく発達させた系統の昆虫です。

シロアリは巣を壊滅させないと駆除する事が困難で、
このシロアリの巣を探し出す事が駆除への第一歩となります。

シロアリの巣が特に多く見られる場所は水廻りが多く、
お風呂場やトイレ、玄関、キッチンなどに集中していますので、
床下に潜りこの周辺を重点的に点検しましょう。

しかし、シロアリの巣は土中や壁中などにあるため、
目で見て発見する事が難しいでしょう。
そこでまずは床下を確認する際に、
蟻道と呼ばれる蟻の通り道が無いかを確認しましょう。

また、目視以外にも耳で確認する方法もあります。

シロアリは木材などの外側を残して中だけを食べるため、
叩いた際の音の違いから手がかりが掴める事もあります。

被害が大きくなる前に手を打ちましょう。