風通しの良い家にするために

日本は高温多湿の気候の国です。
その為、昔から日本においては木造の家屋が多く、湿気を逃がすような工夫がされてきました。

しかし、最近では子供や夫婦それぞれで部屋を持つようになり、昔の日本式家屋のようにふすまだけで仕切られているような間取りは少なくなりました。

壁で仕切ってしまうと風が吹き抜けることが出来ず、湿気や熱気が籠りやすくなります。
風通しを良くしないと、予想できないところにカビが発生したり、居住する上で居心地が良い家にはなりません。

風通しを良くする上で、また、将来子供が独立した時の事まで考えて壁を稼働式にしておくというのは一つの方法です。
一度壁で仕切ってしまうと間取りの変更が難しくなってしまので、変更にも耐えられるように工夫をしておくことは建設段階で考えておきましょう。

また、窓は必要最小限だけ作るのではなく、風を通し、採光を取り入れるためにも1面だけではなく、2面できれば付けてあげると部屋の中での居心地も良くなるでしょう。

また、出来るならば吹き抜けを付けてあげると、1階から2階にも風を抜けますので、通気性が良くなります。