千葉県袖ヶ浦市 真光寺
工期 書院:平成28年5月完成/薬師堂:令和2年(2020)7月完成
幻想的な空気感が漂う
袖ヶ浦市の山寺の工事例
書院の新築工事や池・廻廊の工事等を実施しました。設計事務所によるデザインで、書院は1階部分が鉄筋コンクリート造、2階部分が木造という特徴的な構造になっています。なお、1階部分は高低差の関係で実質的には地下空間になっており、お寺側から見ると、木造の書院と回廊が池に浮いているように見える幻想的な光景を生み出しています。
ウェブサイトによると、千葉県袖ケ浦市に位置する山寺・瓦谷山真光寺は、弘治2年(1556年)9月、かつて上総の高野山と言われた真如寺の八世、鷹山厳召大和尚(おうざんごんしょうだいおしょう)により開山されました。「瓦谷山」(がこくさん)という山号は、当地に平安時代のカワラケ(瓦や土器)が出土したことからきています。
真光寺は現在の岡本和幸住職が入られるまではかなり荒廃しており、それを平成6年(1994年)に岡本住職が入られると同時に、自力で本堂の改修を手掛けられてきました。そして、平成17年(2005年)に開山450年記念事業として新伽藍計画がスタート。平成20年(2008年)に薬師堂と書院を残して新伽藍が完成したものです。そしてこの残された薬師堂と書院の新築について弊社にお声がかかり、平成27年(2015年)から令和2年(2020年)にかけて2期に分けて工事の後、完成。新伽藍計画は終了となりました。
工期:
<書院・回廊>平成27年3月~平成28年5月
<薬師堂>平成31年(2019)1月〜令和2年(2020)7月