理想のリフォームを行うために part2

前回は理想のリフォームに必要な考え方の基本となる優先度についてお伝えしました。
今回は理想のリフォームで重要になる「完成後のイメージ」についてお話したいと思います。

・完成後に「思ってたのと違う…」を防ぐために
何度も相談を重ねてお願いしたのに「出来上がったのは全くイメージと違う家!」という話は頻繁に耳にします。
リフォームの相談では依頼主様の希望を聞き、それを元に担当者が設計する流れになりますが当然依頼主様が「想像している完成図」を100%担当者が理解しているか、というと少し難しい話になってしまいますよね。
そのため、理想のお家を作るためにはイメージ伝達は非常に重要な要素になります。

・理想に近い施工事例の写真や絵などの資料を用いる
最もイメージを伝えるのに有効な手段は写真などを用いた説明です。
こういう風にして欲しいといったことを図解的に説明することが出来ますし、同じ画像を見ている以上解釈の違いなども生まれにくく確実性があります。
とはいえ、希望のものと近い資料を探しても見つかるとは限らないので簡単な絵を用いるのも有効な手段かもしれません。
大切なのは担当の人に理想のイメージが伝わった!という確信を持つことです。
そのために何度も相談を重ねて確認を行うの非常に重要なポイントのひとつといえるでしょう。

理想のリフォームを行うために part1

 

長年使っていたお家が段々と古くなったり、家族が増えてリフォームをお考えの方もいらっしゃると思います。

考え出すとアレやこれもついでだからつけてしまおう…と費用が膨らんでしまいがちですがせっかくのリフォームです。
滅多にない機会なのでどうせなら満足のできるリフォームにしたいですよね。

今回から数記事に渡って、そんな理想のリフォームを実現するためのコツについてお話したいと思います!

・理想のリフォームを行うために重要なのは「優先度」と「資金」
当然、リフォーム箇所やクオリティを上げようと思うと際限なく予算が膨れ上がってしまいます。
ですが、リフォームに充てられる費用はそう簡単に増やせるものではありません。
そういった時にはリフォーム箇所に優先度をつけ、優先度の高いところから予算に収まるように割り振っていくと計画を立てやすくなります。
また、担当者に優先度を伝えることで相談も進みやすくなるため是非とも考えておきたいことのひとつですね。

・優先度のつけかた
多くの場合、リフォームは必要に駆られて行うことなので修繕・改修の必要な部分が当然第一になります。
その次には、リビングやお風呂など頻繁に利用する場所に予算をかけるべきでしょう。
頻繁に利用する場所は生活の中で目にする機会が多いため、クオリティを下げた場合に後悔などが込み上げてきやすい場所でもあります。
また、来客時などにも見られる部分なので質の良いリフォームを行っておくと安心できますよね。
その他にも依頼者様によってこだわりなどがあると思いますので、そういったことを加味しながら理想のお家に必要な要素を探していきましょう。

老後の田舎暮らしの注意点

老後に田舎へ移りたいという人は多く、実際に移住を行って充実したセカンドライフを過ごされている方はたくさんいます。
前回ご紹介したように老後を過ごすには田舎は優れた点もみられ、快適に老後を過ごすには適しているかのように思えますよね。
しかし、老後に田舎へ移住することには多くの問題もはらんでいて移住後に失敗したという方がいるのも事実です。

今回は、老後の田舎暮らしにおける注意点についてご説明したいと思います。

・娯楽が少ない
田舎には当然ながら都会と比べ娯楽が少なく、退職後に時間ができたとはいえどのように過ごしたらいいかわからないという方も多くいらっしゃいます。
これまで多くの娯楽に囲まれて生活を送っていた人にとっては、田舎での暮らしは退屈なものに感じられるかもしれません。
幸いにも田舎のコミュニティでは深い付き合いのあることが多いので、趣味を共有できる方などがいらっしゃれば問題がないかもしれませんが、充実した老後を送るためには田舎で暮らす上での娯楽は大きな課題となっているようです。

・後期高齢者には田舎は不便であることも
田舎は交通手段に乏しく、買い物や病院の位置なども限られるため少し出かけるにも時間がかかってしまいます。
近年問題となっている介護についても、そもそも人手がなくては機能しづらく、人の少ない田舎でも介護サービスは十分とはいえないでしょう。
高齢者の多い自治体では高齢者宅の見回りなどが実施されていますが、やはり介護などが必要になった場合にもご子息はまだまだ現役世代。
すぐに様子を見に行けないことを心配する声もよく耳にします。

老後に田舎でセカンドライフ!老後に田舎が良い理由

田舎でセカンドライフ

都市一極化が進む日本で、地方創生は大きな課題のひとつです。
若者が都会に進出したり、高齢化が進み衰退しつつある田舎へ人を呼び込むためにさまざまな取り組みが行われています。

都会の喧騒から離れて自然の中での暮らしに憧れる人も多く、「退職後は田舎で暮らしたい!」という声は昔からよく聞きますよね。
仕事も人が都市へ流れたり、離れることができない理由のひとつなのでこういった声が挙がることも無理はありません。
その他にも、子どもが独り立ちしたのを機に田舎へと移るご家庭も多く見られます。

このように、退職後や老後に都会から田舎へ移る人が多いのにはどういった理由があるのでしょうか。
今回から数記事に渡り老後の田舎暮らしの実態や魅力、注意点についてお話します。

・生活にかかるお金が抑えられる
退職後に収入が年金などに限られる中、貯金などで暮らしていく場合には都会は少しコストが高くなってしまいます。
田舎では住居や土地が都会と比べ安いほか、生活にかかる費用もグッと抑えられるため老後の生活収支を改善できるということを期待する方も多いようです。

・コミュニティでの交流がある
これまでは仕事で日中会社で働いていた人が、退職をきっかけに人との交流がぱったりとなくなるということも少なくありません。
田舎では人口が少ないこともあり、ご近所付き合いが深いことが多く交流が活発な傾向にあります。
このように田舎特有のコミュニケーションを得られることも老後の田舎暮らしの魅力のひとつかもしれません。

若者の田舎生活に抱える不安 Part2

前回より引き続き、田舎暮らしを始める前に田舎へ移住する若者のリアルを確認してみましょう。

・最も大きな壁は地域のコミュニティ
田舎で暮らす人々は、小さなコミュニティの中で何十年と助け合いながら暮らしてきた方が多いです。
そのため、これまでの生活が変わってしまうことや古くから行ってきたやり方や、伝統を大切にされています。
「他所から移って来た人が自分たちの生活を荒らしてしまうのではないか」という警戒心が働くことも少なくなく、田舎は閉鎖的だといわれる所以ともなっているのではないでしょうか。

反対に、田舎の人々の近すぎるコミュニケーションに抵抗を感じてしまう移住者も少なくありません。
良くも悪くも開放的な生活を行っている地方が多いため、近隣住民の過干渉やご近所付き合いが負担になることも。
郷に入れば郷に従えといいますが、これが大きなストレスとなり田舎を離れてしまう方も少なくありません。

反対に、田舎の文化を受け入れ生活を送ることができれば、このコミュニティはむしろ生活で心強いものになります。
困ったことがあれば助け合ってきた環境だからこそ、一度輪の中に入ってしまえば新生活を送る上でも信頼できるコミュニティだと言えるでしょう。

以上で若者の地方への移住についての記事は最後となります。
地方創生が謳われるようになって以降、地方で若者が活躍するケースも頻繁に見られるようになり、田舎暮らしが新しいライフスタイルのひとつとして認知され始めています。
これまでの生活を捨てることは簡単なことではありませんが、勇気を持って踏み出せば今の生活を変えたいと考える人にとってはとても魅力的な選択肢のひとつと言えるでしょう。