四角い家は安い!

敷地に余裕があるならば全体を四角で、大きく部屋の間取りを取りたいものです。

 
けれども延べ床面積で費用もかさめば、部屋の広さが縮小となり凹凸の形にせざるを得ないのが現実で、四角形の中にまとめれば安いというわけでもありません。

 
広さを出すために極端に長い柱・建材を使うとなれば部材も限られ、単価が高い場合もありますし強度の面でも心配があります。
部材を組み合わせて壁を広げていくことはできますので四角にまとめても、凹凸があっても良いでしょう。

 
大きく四角形だと面白みに欠けると思うなら、玄関部分だけ突出させたり、雨よけのために引っ込める場合もあります。

 
日当たりの面で、陰を作った方がいい場合もあります。

 
土地の形がそもそも四角でなく、台形だったり三角状の場合もありますので土地の大きさを生かした設計が大事でしょう。

 
玄関、トイレ・バス、リビングの向きをどこに持ってくるか、南向きを大きく取れる配置、外観・見栄え重視であれば使われる建材でもまた違ってきます。

 
生活動線、使い勝手を考えるとうまく理想の形と合わせるのは担当プランナーさんとの相談次第です。

畳の部屋で落ち着きを感じる理由

近頃では、日本の住宅もすっかり洋風化が進んできて、茶の間はリビングルームに、台所はキッチンに、寝室はベッドルームにといったように、その名称までもがカタカナによる洋風のものになっている、といった傾向がありますね。

こうした住宅の中には畳敷きの部屋が一つもない、といったものまであるようです。

このような洋風の住宅では、立っているか腰掛けているか、といった生活スタイルのものとなっているために、床に座って過ごすといったことがなくなってしまっています。

しかし、普段はこうした家で暮らしていても、たまの旅行で温泉地の旅館に泊まって、畳敷きの部屋で過ごしてみると、何やらとても落ち着けるといった感覚になります。は久しぶりに床に座って過ごしてみると、とても伸び伸びとした感じが味わえたので、といった気持ちになる人も多いようです。

また、畳の色や匂いが醸し出す雰囲気があらためて新鮮に感じられた、といった感慨を覚えることもあったりします。

洋風の生活になったといっても、日本では家の中に入れば履物を脱いで上がる、といった生活スタイルは変っていないために、畳の部屋が持つ雰囲気にはやはりすてがたいものがあるのですね。

鉄の家より木の家の方が強い?

鉄筋コンクリートを使用して建てられた家と、木材を素材として家とではどちらのほうが強いのでしょうか。

 
双方にメリットがあるので一概には言えませんが、木でできた家には多くの魅力があります。

 
木材の優れている点は、再生が可能で軽量な強い素材という部分です。

 
鉄などとくらべて重量あたりの圧縮強度が強く、地震などの衝撃に強いことが分かっています。

 
また鉄は年数ととも劣化し、サビができてしまいますが、その点でも木材の素材は長持ちしやすいです。

 
風化はしていきますが、鉄に比べるとその速度は遅く雨風に強いといえます。

 
さらに、断熱性にも優れていて熱を遮断する働きがあります。

 
太陽光の熱を遮り、部屋の中の温度をほどよく保つことができます。

 
湿度の調節も可能なので、空気中の水分量に合わせて、水分の吸収と放出を行ってくれます。

 
火事に弱い印象がありますが、表面が燃えても中心部までは到達しづらく、その強度も損われづらいという特徴もあります。

 
そのほか、紫外線の吸収や精神面でも大きなぬくもりを与えてくれる素晴らしい天然素材です。
音の響きが良いのも、木材ならではの性質といえます。

クローゼットにカビが生えたらどうする?

クローゼットは水で丸洗いすることができません。
臭いがきついお風呂場用の塩素系カビ取り剤も使えないので、アルコールを使うと良いです。

 
アルコールはプラスに帯電しており、マイナスのものに引き寄せられる性質があります。

 
タンパク質やセルロースが主成分のカビはマイナスに帯電しているため、アルコールの陽イオンが細胞の表面に付着して、細胞ごと破壊することができます。

 
アルコールと同じ働きをするものに、逆性石けんがあります。
原液を水で200倍に薄めているので、価格が安いのが特徴です。

 
これらを使ってカビを殺菌することは可能ですが、黒い斑点はまだ残ったままです。

 
そこで漂白剤で見た目を綺麗にします。

 
漂白剤は台所で使われている塩素系のものです。

 
ただしクローゼットの材質によっては、傷んだり変色したりします。

 
よって漂白剤を用いる時は、最初に目立たない端などに試して使えるかを判断します。

 
カビを再び生やさないためには、定期的な換気が重要です。

 
天気の良い日にクローゼットの中身を全部出して、部屋の窓を開けると通気が良くなります。

普段の畳の手入れ方法

日本家屋の象徴として、畳は古くから使用されています。
畳は通常2〜3年で裏返し、4〜5年で張り替えるのが目安です。

 

 
しかし、畳をできるだけ長く使いたいですよね。普段のお手入れをちょっと丁寧にすることにより、長く使えるかもしれません。
普段掃除をするときは、畳の目に沿って畳を傷めないように掃除機をかけてください。

 
雑巾で掃除するときは、濡れた雑巾で拭くと畳を白く変色させてしまう恐れがあるため、乾いた雑巾で優しく拭いてください。
ひどい汚れの時は、薄めた酢を使って拭き取ってください。

 
また、2,3か月に一度、お湯に薄めた酢で拭いてあげると、清潔さを保てます。

 
それから、最近は密閉された家が多いため、風通しが悪く畳にとっては悪い環境です。

 
なるべくなら、普段から風通しを良くし、掃除機をしっかりかけてください。

 
それでもカビが生えてしまったら、消毒用のアルコールで畳の目に沿って拭き取ってください。

 
風通しを良くとはいえ、変色の恐れがあるため直射日光にあてるのは避けてください。

 
畳替えをすると、気分もよくなりますよね。
お手入れをちょっと丁寧にして、なるべく長く使ってあげてくださいね。

無垢材ってなに?

無垢材とは木を伐採したあとに、使う製品に合わせた形で丸太から切り抜いた木材のこと。
木材を加工したり薄く切った板を重ね熱圧接着した合板ベニヤとは異なり、木をそのままいかす事が特徴となっています。

自然のものをそのまま製材なのでひび割れが入りやすい、合板などと異なりメンテナンスに手間がかかるなどのデメリットはありますが、それぞれの木によって風合いが異なる事が魅力となっています。
天然素材そのものの木目や色合いを楽しむことができますので、家を自然のもので作りたいという方にはぴったりの製材でしょう。

無垢材は室内の湿度を調節する機能をもっています。
夏の湿度が高い時には湿気を吸収し、冬場の乾燥している時には湿気を放出します。
湿度を一定に保てますので、静電気の防止もできる素材となっています。

一般的にはフローリングに多く使われる素材ですが、壁や天井など一部に使う人もいます。
本棚やカウンター、机などの家具として使うのもよいでしょう。
木材は科学的にストレスを軽減する効果が証明されています。
生活環境のひとつに取り入れてみてはいかがでしょうか。