長期優良住宅を建てるデメリット

長期優良住宅は、長期に使用する構造及び設備を有していて、居住環境等への配慮や一定の床面積を有し、維持保全の期間や点検方法を定めている住宅のことです。
住宅性能評価機関の審査を経て、所管行政庁の認定を受けることが必要です。

この制度は、短期的に建て替えられてきた日本の住宅を長期間住める住宅に変えることで、国民の資産価値の増大と資源の有効利用を図ろうとする国の政策によって定められました。
長期優良住宅が増えることで国全体の使用資源とエネルギーを抑えることができます。

丈夫で性能の良い住宅をつくることができることはメリットですが、申請手続きが煩雑で、仕様が上がるために建築コストがかさむデメリットがあります。

建築基準法による構造基準だけでは大地震に対して安心できないという認識が広まる中で、長期優良住宅の認定を受けることは意味のあることです。

特に、豊富な人員を要している大手住宅メーカーへ依頼する場合は、申し込んでおいた方が安心です。
しかし、地元工務店へ依頼する場合は、煩雑な申請手続きから嫌がられる場合があります。

その時はあえて認定を受けず、仕様を同等にしてもらうことで、同じ住宅をつくることができます。

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