リフォームの時も鎮魂祭は必要?知っておきたいマナー

新築一戸建て住宅を建てる際、必ずその土地で地鎮祭を行なうのは日本の伝統になっています。

土地に住む神様に祝詞をあげ、土地を利用させてもらう許可を得るのと同時に工事期間中の作業員の安全を祈願します。

どこの地域でもしている常識的な行事なので不思議に感じる方はいらっしゃらないでしょうがリフォームの時も「鎮魂祭」と呼ばれるお祓いが必要なのをご存知ですか?

地鎮祭とは異なり、既に住居と土地に住んでいるとされる神様に対して家に手を加える期間中、神棚から別の場所に移ってもらうための儀式の事を指します。

神職にお願いをして家の神様を預かってもらい、リフォームが終わったあとはまた元通りの神棚に移す一連の儀式で主にリフォーム会社が工事の前に段取りをします。

全てのリフォーム工事で鎮魂祭をおこなう訳ではなく、部屋の間取りを変えたり柱の数を増やすといった住居の基礎が変わる工事にのみ行なわれています。

もし大規模なリフォーム工事をする際に業者が鎮魂祭を提案しない場合はご自身で最寄りの神社に依頼をするようにしましょう。

古来より伝わる儀式をきちんと行なう事で、家族が災い無く健康に過ごせるといえます。

鎮魂祭に立ち会う際は、成人男性ならばスーツで女性なら黒か白色のワンピースや無地で落ち着いた服装で参列するのがマナーになっています。