床暖房のリフォームに潜む落とし穴 ~経費節減に役立てよう~

床暖房のリフォームを考える上でじつは知っておきたい落とし穴があります。

これを知らないと予想以上に床暖房のリフォームの費用が掛かることになります。そこで今回は、そんな落とし穴についてお話しようと思います。

♦床暖房リフォームの落とし穴

一般的には10畳程度の洋室床を床暖房に入れ替える場合、床暖房の設置費用とは別に10万~15万円くらいの床解体・補修工事費用が発生します。

もし既存の床に断熱材が入っていない場合は、床暖房の効率が著しく落ちてしまいますので、この機会に断熱材を入れてもらうようにしましょう。

♦床暖房のリフォーム費用節減のコツ

一般的な床暖房用建材は、見た目は一緒でもヒーター入り床材と、ヒーターが入っていない床材(つまり普通の床材)とがあります。

人の足が触れやすい部分(例えば机や椅子の下など)のみ価格の高いヒーター入り床材を設置し、家具の下になるところや人の足の触れにくい部分には普通の床材を配置することで、見た目は全面同じ床であっても、価格を抑えながらしっかりと床暖房の機能を発揮させることができるのです。

漠然と部屋全体を床暖房にするというイメージ先行でリフォームを考えるのではなく、リフォーム後のライフスタイルや生活動線を考慮しつつ、ヒーター入り床材をバランスよく設置すれば、居室の床面積の50~70%程度のヒーター設置率でも、十分な暖房効果が期待でき、リフォームコスト、ランニングコストも削減することが出来るのです。

床暖房のリフォームの際には以上の点に注意してみてください。