民家再生の際注意するべきポイント

古い民家を再生して住むという人が最近増えています。昔ながらの囲炉裏や茅葺といった風情のある住宅に住みたいという人も増えており、その落ち着いた雰囲気が都会の無味乾燥のマンションなどとは全く異なる味わいがあると高い人気を誇っています。

しかし、古民家の再生に当たっては幾つかのポイントがあります。第一に、その民家の構造を知ることが重要です。中心となる柱はどこにあるのか、全体のバランスはどのようにして支えられているのかといった事を知っておくことで、異常が発生した際に自分で補修を行うことが出来るようになります。

また、防火や耐震性のチェックも十分に行なっておくことです。古い民家は現代との住宅とは異なる基準で作られていることが多く、現代とは全く構造が異なるため防火対策なども施されていないことも多いのです。そのため必要に応じ防火対策や耐震補強の工事を行なっておく必要があります。

さらに、シロアリなどの害虫検査をすることが非常に重要です。古い民家ほどシロアリが住みついている可能性が高く、思わぬところで被害が拡大している場合があります。

古民家だけではなく一般の中古住宅も同様ですが、シロアリはいつの間にか柱等を食い荒らし最後には家を倒壊させてしまうことになります。民家再生の際にはこれらを確実に行う事が大切です。