突板家具のデメリット

突板家具と聞いてどのようなものかわかる人は少ないのでしょうが、決して珍しい家具ではなく、むしろ最近では無垢材家具よりも広く出回っています。

簡単に説明すると、芯となる材料に薄くスライスした木のシートを貼り付けたものです。
そのため、表面が剥がれやすい、傷つきやすいといったことがあります。

ですので、無垢材家具のように経年変化を楽しむには不向きと言えるため、長く使うのは難しいと言えるでしょう。

ただし、デメリットだらけなのかというと決してそんなことはなく、多くの人に選ばれているのにはそれなりの理由があるからです。

例えば、軽いので簡単に運ぶことができるため、購入時はもちろんのこと、部屋の模様替えなどでも、下手をすると女性で一人で扱えてしまうのです。

おまけに畳の上に置いても凹みにくいので、傷める心配を減らせます。

家具に詳しい人なら話は別ですが、たいていの人であれば、無垢材家具か突板なのかは一見しただけでは見分けがつかないですし、何より安価で手に入るため、メリットとデメリットを十分に理解した上でどちらにするのか選ぶと良いです。