保川建設株式会社

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works建築事例

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千葉県富津市 K様

工期 平成14年10月~平成15年6月

江戸末期に建てられ、
日本の近代史を身をもって体験してきた民家。
現代建築技術での再生に
新しい歴史への歩みを委ねる。

初めこの家は房総半島中央部、上総の国・久留里藩に仕える御典医により江戸末期、久留里城下に建てられました。その後、山林業者に買い取られて別の地へ。そこで再生途中に工事は頓挫。明治40年頃、再び現在地の顔利きに買い取られて移築され、銀行業が営まれていました。今でも上り間には明治から昭和にかけて銀行業をしていた名残りの受付小窓や窓にはめられていた鉄格子の跡を見ることができます。また、明治末期には、陸軍大将乃木希典が鹿野山・神野寺参拝や磯遊びに当地を訪れた際にこの家に宿泊し、乃木希典からの礼状も残されている。さらに第二次大戦中は、この地から見える浦賀水道が首都・東京防衛の要衝であることから、海軍の将校たちの宿舎としても一部使用された。しかし、こうした激動の時代が終わるとこの家は、ひっそりと静まり返り、次第に朽ち果てる道を辿ろうとしていました。今の施主様に巡り会ったのはそんな時でした。こうして家には再び新しい息吹が吹き込まれることとなったのです。

 

2002年(平成14年)秋:解体工事がスタート
2003年(平成15年)6月:竣工
2004年(平成16年)夏:門・外構完成
2005年(平成17年)正月:庭工事終了
2012年(平成24年)4月:国登録有形文化財(文化庁)に登録(建造物)

 

2012年4月、国登録有形文化財に登録(建造物)されました。切妻造りの玄関を構える風格ある住宅で、むくり屋根の玄関破風や懸魚(げぎょ)と呼ばれる彫刻、座敷の内部造作の上質なつくりなどが評価されたものです。

 

延べ面積 187.17m²