遠くに房総の山並みを見晴るかす眺望の良い、小高い丘の上にある建設地。建築主の要望は、冬の間、短期滞在するので暖かな住まいとしたく、加えて茶室がほしい、というものでありました。建築主の希望を受けて、日光が十分入るように全室南向きに配置して暖かさを確保。茶室と、さらにご主人の集めた陶芸品がいつでも観賞できるスペースを設けた別荘空間をコンセプトとした設計プランを提案しました。なお、設計段階では物置のつもりであった小屋裏部分は、あまりの景色の良さに書斎に変更することとなったことを付け加えておきます。
具体的なプランは以下の通りです。
●開口部はすべてペアガラスとし、キッチンと居間は床暖房とする。
●居間の床はフローリング、壁と天井は白のクロス張り。
●壁の一部に陶芸家がこの家のために制作した陶壁をはめ込み、タモ材による作り付けの飾り棚を設けてコレクションを観賞できるようにする。
●寝室は壁を本聚楽塗り、天井は杉柾敷目張り仕上げとし、落ち着いた和室とする。
●茶室は壁は本聚楽塗り、天井は杉杢竿縁で仕上げ、床の間には神代欅、床柱には桜古木、炉壇には楠を使う。
●この茶室は普段は六畳間として使うが、茶会の時は南側の障子を移動して四畳半間とする。
●玄関は広く、内部に腰掛待合を設け、南角に蹲踞を、上り框脇ににじり口を設ける。床は錆石洗い出し、壁は外壁と同じく漆喰塗りとする。
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建築基本データ
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建設地:夷隅郡大多喜町
用途:専用住宅
構造:木造
建築面積:98.12u
延べ床面積:125.45u(1階94.67 2階28.98)
屋根:カラーベスト
外壁:サイディング貼 |
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